ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを初めて飲んだ。興味を持ったのはつい最近。ブルゴーニュ好きなハーラン・エステートのオーナーが好きなワイン産地にここもあげていたことからちょっとだけ気になりだした。ブルゴーニュ好きの人があげるということは、ここのワインもその延長線上か周辺にあるのだろうと推測。
ブルネッロは、サンジョヴェーゼ・グロッソ系のクローンであることをつい最近知った。フェルッチョ・ビオンディ・サンティというひとが、イタリア統一運動からトスカーナの自宅に戻ってきたらぶどう畑が荒れ果てていたことをきっかけに病気に強い品種として植え替えに選んだのがこれだったとか。
今でも、その畑ではビオンディ・サンティの名前で作っているらしい。
作り手のサイト:http://www.camigliano.it/vini/detail/id/1/?lang=en_US
モンタルチーノ市:http://www.comunedimontalcino.it/
なおこれは、成城石井で購入。4000円くらいだったか。
自分好みは、少し冷えていたときの香りが前面に立つ手前。最近過剰にアピールするワインや緊張するワインは飲みづらくかんじるようになってきた。ワインに関しては、雑誌やスクールやら、お店でも、知らないうちにおいしいの押し付けが起きてしまうと思う。ワインの教育はしっかりしていて、ワインスクールでは旨安ワインの選び方はあまり教えてくれない。旨安とされるワインの味わいはだいたい高いワインに似ている事が多く、結果的にその旨いの背後に高価なワインが存在していることがある。まるでDRCとか、まるでペトリュス、という表現はそういうことのあらわれだろう。
レストランであれば安くてうまいばかり意識するよりは、適材適所で場面に応じておいしいものをグラスで提供してくれるお店を大事にしたい。ワインやさんであれば、点数やまるでの置き換えが少ないところで買いたい。そう思うと、ワインやさんの店頭は面食いで買ってあたりかはずれかの要素が濃く楽しい。