[2009]BORSAO TRES PICOS Garnacha


グルナッシュは個人的には楽しみな品種。複雑性を持っていながら、それまで大味な安ワインとおもわれていたところで、評価がかわりつつあるひとしな。個人的には、シラーよりも楽しみがあると思っている。


このワイナリーはサラゴサの近くBorjaにあるそうな。このワインの畑は600-700mのやや高い土地(富士吉田よりは低い)で育てたらしい 。Tres Picos は、"Three Peaks"ということで、3つの頂という意味からさっすると3つの山が連なるのか、とか勝手におもったり。他に意味があるかどうかまでは調べなかった。作りはステンレスタンクで21日間のマセラシオン、その後はオークの新樽で数ヶ月熟成だとか。香りや色はまさに、グルナッシュ系。非常に濃い紫の液体に、ブルーべりーの濃厚な香り。口の中に含んだ時の立ち上るアルコールなどは、シャトーヌフ・デュ・パプを飲んでいるような錯覚もありそうだ。比べて見分けがつくかどうかわからないけど、フランスワインの陰に比べると陽を感じる明るさは、フランスとアメリカのカベルネを飲み比べたような感じがする。

ドンキホーテかと思っていてが、ロバじゃないからちがう、という指摘をいただく


おつまみは、焼き鳥(タレ)に、蒸し鶏サラダ。色の濃いワインには色の濃いタレで、あたりだとおもう。 

購入元:スペイン倶楽部銀座
購入価格:2000-3000円くらい
購入時期:2012/08