ミシェル・ニーロンは、パーカー時代に高く評価されたモンラッシェな作り手。長熟なんだけど、時間をおいて飲んだ時のシャルドネはすごい圧巻だった。ワインがこんなに美味しいのか!と黙って説得させられてしまう強烈な印象が自分の中に残っている。
で、珍しい赤。もともとシャサーニュ・モンラッシェの赤は評価されていない。薄いし熟すのが難しいのか、育てるのが難しいのか、青臭くかんじるものも多いと聞く。オートコートド某系と似てしまうのだろう。そんなこともあり、市場の値段は畑の格や作り手の評価にくらべるとお得な値段ででまわっているものがおおい。
そして、薄うまい嬉しいワインであることが多いように思われる。
これもその一本。5年以上が経過しほどよく熟成感を醸しつつ、ぶどうらしい味わいと香りもまだある。もっとおいておけるとおもうのだけど、この微妙なニュアンスが自分にとっては絶妙。地味なピノ・ノワールが好きなものにはごちそう。
鴨金柑@そごう横浜