ワイン飲み比べ プピーユ(Château Poupille) 2005 1st vs 2nd


昔々CIALというビルが横浜駅にあった頃、下に信濃屋があった。そこでおすすめして売っていたうちのひとつがこのプピーユ。しかもそのころ神の雫で取り上げられた経緯もあり、まぁなんというか浮かれて買った。ただボルドー系があまり好きじゃなかったので熟成させてみようということで、2本そろってセラーにあずけてみた。

値段からすると本来ならテーブルワインの価格帯だろうが、10年近くの雌伏はそれなりに面白かった。


セカンドの方は香り華やかで味わいも広がる感じ。メルローだといわれなければ安いカベルネソーヴィニヨンとかグルナッシュっぽい。味の傾向はメルローっぽいスパイシーなほうにふれてはいるものの酸がきっちりあっておいしい。2日目以降はだんだん香りと酸味だけ?のように枯れていくのがよくわかる。

フラグシップのほうはさすが。美味しいワインどくとくの厚みを感じる。重いというよりもくっきりとした果実味と濃厚な香りが印象に残る。いいメルローを飲んだなぁとおもう。アメリカと比べると酸味が強めだけど、そういうバランスもありだと思う。ただ、ペトリュスと張り合うとあったけどそれはよくわからない。ワイン関係の販売文句には比べられないものをひっぱってきて無理くりアピールする物が多い。そんな売り方をしなくても売れるようになるといいですね(棒)といつも思う。

Youtubeに作り手さんの動画があったので一応はっておきます。