[2007]Domaine Bruno Clair Chambertin-Clos-de-Bèze

家人が”乗り越えた”記念にひさしぶりのグラン・クリュをあけてみた。作りてはいぶし銀ブリュノ・クレール。今時好んでこれを可否とはいないと、購入元のお店の人に笑って言われたが、揺るがない味わいはいまでも健在。昔々横浜のCIALに信濃屋があったころ、よくこの人の裾ものがならんでいたが概ねどれも美味だったような気がしている。(思い出と自分の眼力を美化している可能性はある)

多分、この人の1995 クロ・サン・ジャックはいまでも自分の中ではベスト3にはいる味わい。で、このクロドベース、2007年らしいピノ・ノワールの味わいで酸味と果実味が強めでコクはあまりない、長期熟成期待ともいわれていたが10年以上経過している割に、味が変わらない不思議な感じ。長く寝かしすぎたボジョレーヌーボー(良年)のような経年劣化したようなかんじもない。
それは年齢を感じない女優さんみたい?なんだろうか。

他方逆にビンテージ個性が強すぎてシャンベルタンぽさは少なかった気がした。ワインはいいしおいしいが、期待した味じゃないと感じる。 
木の芽チーズ・合鴨と各種サラダといただく。鴨にはピノ・ノワールがよくあうのでこのむ組み合わせの一つ。