[2004]Silkwood Syrah 2004 California


ヴィノテークで、田崎真也推奨にはいっていたワイン。最初に見たのは店頭で、アメリカ人はこういうのがすきそうだと、おもわせるようないかり肩のボトルです。このタイプのボトルはたまに見かけるが濃いワインに多いというのは偏見だろうか。
それにしても、

シルクウッドはスタニスラウス・カウンティのモデスト近郊にある、シラーを主体とするワイナリー。オーナー兼ワインメーカーのジョン・モニークが理想とす るのは、4B(Big、Black、Bold、Beautiful)ワイン。
とは面白い。BIG Wineとは日本人が飲むにはむせ返ったり味の濃いワインのことだと思っていたがこれはちと違っていたと思う。

エチケットはフェルト地のように触るのが楽しい感じ。エチケットコレクターの敵のよう。
コルクはシンプルだけど非常に長く質が高い。

とり忘れたが、色は非常に濃くまだわかわかしい。香りは抜いた直後はシラーらしいくすんだ果実?のよう。シラーのワインに多いのチョコっぽいというかコーヒーっぽいというか、果実っぽいけどちょっと何かがかわってしまったようなもの。

飲んでみると動物の味わい。煙い、なんというか木の周辺をイメージさせる。獣の匂いやら、焼いたネギや肉がよく合うこと。山の恵みを思わせるなんとも妖艶なワインだった。やわらかいたんにんはカリフォルニアの特徴かもしれないが、作り手の方針も大きいと思う。肉が食べたい!そう思わせる。

田崎先生曰く

ブラックチェリーのコンフィ(砂糖漬け)や黒こしょうを含むスパイス、木樽由来のヴァニラやロースト香に、ほのかなメントール系の香り、ヒマラヤスギの樹 脂、腐葉土などの香りが調和。まろやかで膨らみのある果実味から、広がりにも膨らみがあり、タンニンは非常になめらか。アフターにはエレガントさも感じら れる
だそうだ。複雑だ、としかいいようがない。何を食べたらこんなにいろいろでてくるのだろうか。まだまだ修業の日々が続く。

Silkwood Wines

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