El Grillo y La Luna ”grillo” [2009]


 典型的なエチケット買いだが、試飲したときにとてもおいしかったので寝かせていたもの。でもちょっと寝かせただけでは濃い葡萄酒で、この後の味の変わり方を期待してもよかったとはおもう、、ものの瓶が太すぎてセラーの中でも置き場所に困っていたのでこの際飲んでしまおうと思った。

ソモンタノーノ(ソモンタノ) は山麓の意味らしくピレネー山脈スペイン側の麓のあたり、サラゴサの北西Barbastro(バルバストロ?)の近くに集中するエリアらしい。最近スペインのワインは高度を知らせるものが多く感じられる。地球温暖化の影響をポジティブに取り入れていることを表しているのかもしれない。このワインでたしか6000円前後。この出来栄えが続けばユーロ高に関係なく高騰しそうなワインの気がした。



葡萄の構成は、44%Syrah/35%Cabernet&Sauvignon/14%Garnacha/7%Merlot
葡萄の構成からもわかる通りシラー優勢のはずだがカベルネ感が相当強い。プルーンぽい。舌触りはとろけるようでとてもなめらかで濃厚。アルコール度数も当然それなりに高いのだろう。

作り手のサイト:http://www.elgrillo.net/

まだまだ、若いというか頑ななワインでした。

寒い日にはトマト鍋うまい。部屋にケチャップ風味がこもるのが少し残念と思うこともあるが、あたたかいほんのりスパイシーなトマト鍋は食欲も刺激される。それにスペインなパン(お店の申告)。多少スパイシーでも全然このワインなら加減がよくあっている。