プリオラート、と聞くと美味しいと思うがなぜかRPのイメージが染み付いてしまい素直に飲めないところ。90年代から0年代にかけて評価された結果、1000ユーロを超えるボトルも出てしまった、もはや投機対象のような土地。とはいえ、良心的な作り手もいるし、未だに作り方を試行錯誤しているベテランもいる。畑の格が知られていなかったり情報が少ない点はあるけど、ブルゴーニュとそんなにかわらないかもしれない。
味わいは期待通り、2004のFinca Dofiを初めて飲んだ時の先の方にある感じがした。ガルナッチャは半分もないんだけど、果物ヨーグルトミックスのような独特の濃厚な、面白い南ローヌやラングドックに連なる味わいがおいしい。10年(出荷されてからは7-9年だろうか)経つと少しいいふうに力が抜けているせいか目の詰まった感じではないんだけど力強い印象だった。
豚マスタードとブラウンマッシュルームのぐりぐり。豚の脂の香りとマスタードの組み合わせが最近楽しい。ブラウンマッシュルームはこういうのと食べるとすごくおいしいものにかんじられる。香りがよかった。
ワインが頑強なので、つまみも投入。
購入時期:2012/10
購入元:バルセロナ El Corte Ingres
購入価格:50-80 euro
ぶどう:ガルナッチャ45%、シラーとカベルネ・ソーヴィニヨン夫々20%、メルロー10%、カリニャン5%
作り手:http://www.masmartinet.com/
今作っている人の話:http://www.vinissimus.co.uk/en/bodegas/index_html?id_bodega=mmar
---
2017/03/19 タカシマヤで輸入を始めたようです。