フランソワ・ミクルスキは、ムルソーの作り手として知られた人。だが、白は高いので個人的には白の作り手の赤が好きだ。特にコート・ド・ボーヌ系の白の作り手の赤は豊満になりすぎず、薄いピノ・ノワールが多いけど、バランスが良く飲みやすい。何より、尖るわけでもなく力が程よく抜けた気張らない良質な赤が多いと思う。あとは、地球温暖化の影響で全般的に美味しいものが増えている、かもしれない。(少なくとも自分より前の世代で白ワインの作り手の赤を評価する話はあまり聞かない)
で、これも例に漏れずうまい。ポマールの路線を外すことなく、ないにもかかわらず地味においしい。この作り手も、2005年ビンテージとそれ以降の味が変わってきている人だとおもう。以前はコクを重視していたけど、それ以降は葡萄の味わいに重点を置いているようにみえる。
合わせたのはバルサミコを使ったすき焼き風by田崎真也レシピをもとにしたもの。甘辛くならないため、我が家では赤ワインに合わせるひと品の定番担っている。田崎真也の簡単おつまみで確認できる。
と、前回のグラグラ飲み会でおみやでいただいた、S家自家製パテ(テリーヌ?どっちだろう)
作り手のサイト:http://www.domainemikulski.fr/